『住宅ローン』を知る

住宅を購入しようと考えたときに、ほとんどの方が金融機関からお金を借りて購入すると思います。

ただ、そう何回も経験することではないため、内容をよく理解・精査しないまま、建築会社や不動産会社の言われるがまま

進める方も少なくないでしょう。

そこで今回は、住宅ローンについて少し情報をまとめていきます(^^)

住宅ローンの種類

まず、住宅ローンといっても種類があり、大きく分けると

全期間固定型・・・借り入れた時の金利が全返済期間を通じて変わらない

固定金利期間選択型・・・「当初3年間〇%」など、一定期間に固定金利が適用される

変動金利・・・金融情勢の変化に伴い返済の途中でも定期的に金利が変動する

とあり、今後の金利が上昇または低下するのか、きっちりと全期間で返済計画をたてたいかなど、

メリット、デメリットを比較して決める必要があります。

 

 

毎月の返済額は借入の金額・金利・期間で決まる

住宅ローンの種類を理解したところで、実際にいくら借入れできるのか、またはいくらくらいまでに抑えるべきなのかを考える必要があります。

ここで注意すべきなのは、「借りられる金額」と「返済できる金額」は違うということです。

返済額を算出するにあたり考慮すべき数字は「金額」「金利」「期間」の3つであり、当然ですが、「金額が高い」「金利が高い」「期間が短い」ほど返済額は高くなっていきます。

ここでは、ご自身の世帯年収や貯蓄、生活費などからシミュレーションしていくのですが、金融機関の審査基準としては年収に応じた返済比率が20%~40%以下などと定めています。

返済期間としては30~35年程度の長期ローンが用意されており、完済時の年齢上限を75~80歳程で定めている金融機関が多いです。

たとえば30代の方であれば最長35年借入から、そして金利については、現在の全期間固定金利型の数字でまずはシミュレーションしてみたらいいと思います。

借入期間と返済期間の実態を知る

ただやはり何回も経験することではないため、周りの方は一体どのような条件で借りているのかなど気になりますよね?

住宅金融支援機構では、民間の金融機関に定期的にアンケートを出して、色々なデータを集計・公表してくれています。

借入状況や金融機関の動向などが見られるので、今後の展望を知るにもなかなか役立つ資料があります。

『住宅金融支援機構ホームページ』はこちらから

 

採用する金利についてはどの物件種別でも「変動金利」が半数以上を占めています。近年の超低金利政策に伴い、1%を大きく切るところも珍しくないため、この数字にも表れているのでしょう。

 

続いて収入に応じた返済負担率を見ていくと、15%超20%以内が最も多いことが分かります。

 

次に借入期間と返済期間を見てみましょう。

まず借入期間に関しては、2018年度の平均が26.7年、25年超35年以下が全体の63%ほどと、多くの方が長期でローンを組んでいることが分かります。

そして返済期間を見ていくと、先の26.7年に対し、平均が15.7年となっていて、多くの方が繰り上げ返済などにより当初の借入期間よりも早く返済を終わらせていることが分かります。

昨今の雇用における不安定さや、将来の年金への不安などから、余裕があるうちに多めに返済する流れがあるのかと思います。

不動産投資や事業を行っている私からすると、住宅ローンを「資金調達」という視点から見ればかなり好条件な融資ですので、繰り上げ返済はしない派ですが、これも考え方次第ですね。

まとめ

自分の状況を整理することも大事ですが、相手を知る(ここでは住宅ローンの内容など)こともとても大事だと思います。

マイホームを検討している方も、このように借入額や返済額などから逆算して家探しをする方が効率的かもしれませんね(^^)/

 

 

最後に・・・。

 

ここまで読んでいただきありがとうございました!

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