DIYという言葉はここ数年でかなり浸透してきた言葉ですね。
「Do It Yourself」の略称で、「やってみよう」という意味です。
つまり、「自分でできることは自分でやろう」という理念のもとに行う活動全般を指しますが、
今では日曜大工的な意味合いで、主にリフォームや、小物、収納、家具などを手作りすることを直接連想させます。
我々不動産業界でも、「DIY可 物件」や、「DIY大家」などの言葉が生まれているほどです。
特に不動産投資の世界においては、アパートローンの融資が厳しくなるにつれ、物件を求める投資家さんたちが、安価な築古戸建へと流れ、時間と労働力を投入してリフォームを仕上げ、賃貸に出すという流れが増えてきています。
弊社のお客様や、仲良くしている大家仲間にも、件数をこなすごとに知識や技術を習得し、もはやプロ並みのスピード感と仕上がりでリフォームを行ってしまう人もいます。
私もそういった作業自体は好きなのですが、得意ではありません。
自分でやるとなると、ホームセンターの資材や工具を見てるときがテンションMAXで、
いざ準備時間となると多少面倒くさくなり、
作業が始まるとまたテンションが上がり、片付け時間になると嫌になるタイプなので、
単純に向いていないんだと思います。
ただそんなある日曜の朝、コーヒーでも入れてゆっくりしようとしたとき、依頼は突然やってきました。
「自宅キッチンの水栓が壊れたから交換せよ」
不動産業界に長く身を置く小さなプライドからか、やったこともないのにドヤ顔で引き受けた私は、
早速YouTubeで動画を漁りました。
必要なものをメモしてジョイフルへGO。
新しい水栓はすぐに見つけたものの、使いもしない工具コーナーに寄り道してかなりの時間ロス、気付けば昼を過ぎていました。
焦って自宅に戻り、得意げに水栓を撤去。
しかしここで最初の問題が。
この部品がシンクと水栓の間にがっちりハマっていて、どう取ればいいか分からず大苦戦。
頼りのYouTubeでも解決策は見つけられず、グーグルで検索。
「キッチン 水栓 撤去」、、ヒットせず。
「キッチン 金色 金具 撤去」、、ヒットせず。
ついにはその形から「キッチン 馬蹄 撤去」までいきました。
そしてなんとこれが本当に「馬蹄金具」なるものらしく、奇跡的にヒットして解決しました。
この状態になり、少し後悔してきましたが、なんとか踏ん張り、
無事交換完了!
水漏れしてこないことを祈りながら、少し早めの夕食の席へと着きました。