ごみを捨てに行っただけのはずが…
7月31日。
この日は午前中に少し時間が空いたので、自宅の不用品をまとめて千歳市環境センターへ持ち込み処分に行きました。
平日ということもありセンター内は空いてて、作業員さんもスムーズに対応してくださり、あっという間に処分完了。
…のはずだったのですが。
隣の敷地に現れた巨大構造物
環境センターのすぐお隣に、何やら“とてつもない存在感”を放つ巨大な建物が。
そう、ラピダスの半導体工場です。
国道からも見える存在ではありますが、間近で見るとそのスケール感はまるで別物。
まるで海外の軍用基地か、映画のセットかというくらいの迫力で、思わずじっと見入ってしまいました。
屋根に芝!?未来の工場はここまで来たか
さらに驚いたのは、**屋根に敷き詰められていた「芝生」**です。
これ、ただの装飾ではありません。
実はラピダスの建設では、環境負荷の低減や断熱効果を狙って「グリーンルーフ(屋上緑化)」が積極的に導入されているそうです。
屋根に芝を張ることで、建物全体の気温上昇を防ぎ、夏場の冷房効率を高める効果もあるとのこと。
工場といえば無機質なコンクリートの塊、という印象がありましたが、その概念を覆す光景でした。
▼参考記事:「一大プロジェクト・ラピダス工場建設…「やりがいと責任」鹿島建設・高野貢一統括所長」
先日、試作品完成のニュースも!
そういえば、7月中旬に「試作ウエハーの完成」が報じられたばかりでした。
報道によれば、わずか1年半あまりでここまで進んだとのこと。
今まさに、世界中が注目する“日本発の最先端技術”が、この千歳という地で静かに、そして着実に動いています。
期待と不安、そして地元へのまなざし
この巨大プロジェクトは、雇用・産業・街づくりに至るまで、大きな影響をもたらします。
民泊やマンスリー需要の増加、土地価格の変動、建築費の高騰…地元で不動産業を営む身としては、肌で感じる変化ばかりです。
ただそれでも、今日のあの芝生の屋根と、堂々たる建物の姿を見たとき、
単にビジネスや経済の話ではなく、地域と未来に向き合う建築の象徴のように感じられて、なんだか嬉しくなってしまいました。
おわりに
ごみを捨てに行ったついでの出来事でしたが、
この日見た景色は、とても印象に残るものでした。
これから千歳の街は、さらに変化のスピードを増していくでしょう。
その中で、私たちは地域に根差した視点を忘れずに、人の暮らしに寄り添う仕事をしていきたいと思います!
















